大学受験に不合格となり 浪人が確定したので
私は 自動車学校に入校することにしました。
すぐに入校できたし 運転免許の試験に合格できれば、
この成功体験が 来年の大学受験の合格につながるのではないか!?
と思ったからです。
実技試験はともかく 学科試験の勉強は 過去に出題された問題の丸暗記でした。
テキストがあるにはあったのですが、まず過去問を何度もしっかりやって、
毎年必ず 繰り返し出題される「ひっかけ問題」さえ注意すれば、必ず合格できる。
とのことでした。
・・・ああ、そういえば・・・
志望校の過去問なんて、ほとんどやらなかったなぁ・・・
スベリ止めとか含めて 3校も受けちゃったし
合格できれば 別にどの大学でもよかったからなぁ・・・
さて 自動車学校の自習室でのことです。
( ここからが 今回のブログの 本題です )
とても可愛い女の子がいました。
( あとで3歳年上のお姉さんだと分かったのですが )
たまたまテキストを忘れてきてしまったので、次の学科講義のとき
一緒に見せてもらえないか思い切って頼んでみたのです。
「いいですよ、どうぞ」とOKの返事!。
頼んでみるものです。
『ああ神様は この時のために 私を浪人させたんだな・・・』
人生における 失敗とはなにか 成功とはなにか・・・
勇気とはなにか
私はこのとき 深く考えさせられました。
このあと 同期生ということもあって、講義や実技のこと、教官の話題など
挨拶や雑談をするうちに だんだん親しくなっていきました。
また 偶然にも
当時 私は名古屋の予備校に通っていたのですが、彼女も同じ時刻の電車で
途中の熱田駅まで 通勤していたのです。(OLさんでした)
名古屋で待ち合わせて デートしたりもしました。
その後、二人そろって運転免許の試験に合格し 彼女の車で 海へ泳ぎにいきました。
真っ赤なビキニの水着、胸の谷間が眩しかったのを 今でも鮮明に覚えています。
翌年 私が 大阪の ある私立大学に運良く合格できたのも クリスマスの 夜
彼女がスキー場から 「 ちゃんと 受験勉強してる? 」と 電話をくれたおかげ
でした。
年があけてから 一ヶ月間にもわたって志望校の過去問だけをミッチリやり込んだ
のですが、こんなに真剣に勉強できたのは、後にも先にもこのときだけでした。
・・・
私は彼女から 大好きになった人に、決してしてはいけないこと
(でも せずにはいられなかったこと)も 学びました。
彼女との恋は、結局実りませんでしたが、今でも大切な思い出として
こころの中に残っています。
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